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フジロック2016 ライブレポート@2日目

特に良かったBeckKula Shakerについて書きます。2つとも90年代に登場したものなので僕の得意分野ですし、ずっとようやくライブを観れたというのが本当に嬉しかった。(Wilcoもカッコ良かったけど語れるほど知らないので書きません。Squarepusherはあまりベースを弾いてくれなかったので書きません笑)

 

 

まずはBeckについて。

彼のことを一言で説明するならアルバムごとに幾らでも色を変えられるカメレオンミュージシャンって感じですかね。デビューシングルのLoserが入った1stアルバムはブルースの色が強いですし、出世作のOdelayはいろんなジャンルの音楽を何でもごちゃ混ぜにしたようなアルバムですし、Sea ChangeやMorning Phaseの2つのアルバムはドリーミーフォーク(ドリームポップ的な空間を意識させるフワフワした音のメロディーとフォークミュージックの融合)です。

 

あともう1つ彼について簡単に説明するならば、あまりロックスターらしくないってことです。僕のこの意見は否定的な意味で捉えないでほしいです。上記のMorning Phaseというアルバムはグラミー賞を受賞したんですが、グラミー賞授賞式にてカニエウエストが「このアルバムがグラミー賞をとるのは不当だ!」といちゃもんをつけてきたんです。こういう場面って一歩間違えば、一触触発ですよね?じゃあ、Beckはどうしたか?自分が悪いと謝ったんですよ。ただただ優れた作品を作っただけのBeckは何一つ悪くないとは思うんですが笑

他にもThe Flaming Lipsのフロントマン、ウェンコインにも「お前はロックスターじゃない」と言及された時もそれを素直に認めたBeck。彼はビッグマウスで気が強いようなザ・ロックスターみたいな存在ではないと思うんです。僕は彼のそういう少し弱くて人の良いところが好きです。ロックスターというよりも、エンターテイナーという方が自然な気がします。

最後に、Beck天才気質であると思うんです。楽曲の随所に見られるセンスだとか、アルバムのアートワークや過去に撮られた写真のカッコ良さなんかはあえて言う必要もないでしょう。前回出演したフジロック2005では、ステージ上でいきなりご飯を食べだし、食べ終わったらその食器を楽器として使ったなんてエピソードもあるんですね。こういう常人がやらないような行動のセンスは惹かれますよね。

 

 

話を戻します。

ライブの総評を言うなら本当に楽しいライブでした!!!…と、まあさすがにこの一言では終われませんよね笑(つか、写真を撮っていたんですけどブレすぎてて使い物になりませんでした!)

セトリに関しては各アルバムの曲をまんべんなくやっていましたし、またライブアレンジを結構していたので、ある程度真面目にBeckのことを知ろうとしていない人には恐らくピンと来なかったんじゃないでしょうか?ライブアレンジが最も顕著だった楽曲は、原曲では電子音がバシバシに入っているのにも関わらず、それを生音のバンドサウンドで表現していたって感じです。全体的に楽しく踊れるギターロックというような内容でした。

逆にストリングス主体で原曲のアレンジをしていたものは、二本の歪んだギターで表現していた場面もありました。このアレンジも◎。

またどこかで彼のライブを観たいものです。

 

 

次にKula Shakerについて。

彼等は90年代後半にブリットポップのシーンに現れました。ブリットポップ自体はジャンルとして確立していたというより、どちらかというと一種のムーヴメントだと思います。OasisBlurThe Verve、どれをとっても別々の音楽ですよね。

Kula Shakerラーガロックと呼ばれるインド音楽とロックの融合を計ったジャンルになります。バンド名もインドの歴史上の王様の名前から来ています。古くはThe Beatlesが活動していた時に、中期辺りで取り入れてたことで有名です。近年ではTemplesというイギリスのバンドがロックシーンに現れました。サイケデリックな印象をよく受けます。Kula ShakerThe Beatlesに比べると、ファンキーな楽曲が多いですよね。彼等の1stアルバムのKは90年代を代表する名盤の1つでしょう。

 

 

Kula Shakerのライブの総評としては、やっぱり1stアルバムの曲は最高だな…って感じでした。303やTattvaやHush(これはアルバムに収録されてないけど)はロックから興味が無くなってきている今でさえ、やっぱり忘れられない楽曲です。Kula Shakerは思い出補正が強いから余計に評価しているかもしれませんね笑

ちなみに、アンコールは2回やって、1回目はGovinda。アウトロでのアレンジは秀逸でした。Kula Shakerは個々の演奏が好きなんでアドリブ要素が多いと嬉しいんです。2回目はHey Dude。(この曲やらないんか、残念だ…)と思っていたところで、まさかのアンコールに次ぐアンコール。会場の一体感(この言葉はきらいなんですが)が凄かったです。

単独ライブも行ってしまいそうだな…Kの再現ライブだしな…